ノーリフティングケア

ノーリフティングケアとは、介護職員が高齢者を介助する際に、リフト機器などを使用せずに福祉用具を利用して身体を支え、移動や移乗を行う介護技術のことを指します。
通常、高齢者を移動する際には、リフト機器を使って移乗することが一般的ですが、ノーリフティングケアでは、高齢者の身体状態に合わせて、福祉用具を利用して身体を支え、自立支援を行います。例えば、高齢者が車いすからベッドに移乗する際には、介護職員が手技や専用のスリップシートを使って身体を支え、介助します。
ノーリフティングケアは、高齢者の身体への負担が少なく、介護職員の体力負担も軽減できるというメリットがあります。また、高齢者自身の自立心を促進することができるため、自己肯定感や生活の質の向上にもつながるとされています。ただし、介護職員が専門的な知識や技術を身につけている必要があるため、適切な研修や指導が必要です。

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